ブラジル貿易投資振興庁(ApexBrasil)が運営するブラジル館で9月26日、ブラジル南部リオグランデ・ド・スル州と滋賀県の提携45周年を記念するイベントが開かれる。映像やパネル展示を通じて、両地域の交流の歴史を紹介する。

来場者のうち、アンケートに回答した先着500人には、リオグランデ・ド・スル州の伝統飲料であるマテ茶と、滋賀県特産の「近江茶」が無料で提供される。

マテ茶は南米で古くから親しまれており、同州では家庭や公園で飲まれる日常的な飲み物だ。友人と回し飲みする習慣は、人々の絆やもてなしの心を象徴するとされる。

一方、滋賀県産の近江茶は甘みと香りが特徴。起源は1200年以上前にさかのぼり、伝教大師最澄が中国から茶の種を持ち帰り、比叡山のふもとに植えたのが始まりと伝えられる。このため滋賀県は「日本茶発祥の地」としても知られている。

リオグランデ・ド・スル州は28万平方キロメートルを超える広さを持ち、ブラジルで9番目に大きい州。497の自治体に分かれ、人口は約1100万人で、ブラジル全体の6%を占める(ブラジル地理統計院=IBGE調べ)。

日時 9月26日(金) 午前10時~午後3時
会場 ブラジル館